生育条件の良い環境の汽水域で育った天然の青のり(すじ青のり)は濃い緑色・きめ細やかで、干し上がりの姿が映える長さが望めます。
また、こしがあります。良質の青のりの証です。最適な収穫時期を逸すると変色・こしがなく「もろく」ちぎれます。(濃い緑➡黄色・薄い茶➡白化)変色の速さはコロニー(群生している箇所)の環境毎に時期ズレがあります。
早春の日光は光合成を促進し、一日で20㎝程度も伸びると思われます。
ただ、一概に汽水域といっても塩分濃度の違い、干満差、上流側の真水(雨水)の量
は毎年、変化があるため青のりが発芽する時期・場所・品質の程度は年々異なります。
青のりの採取の最適時期もそれぞれのコロニーで違いがあります。
発芽前は早くから定期的にパトロールを実施し、コロニー毎に採取時期を検討します。
当河川は毎年、採取場所が大きく変わる傾向があります。
全国的に気温上昇の影響からか、過去より収穫時期に遅れがあり、漁期も短く感じられます。近年、「天然青のり」は不作・不良等、収穫量が減少し希少となっています。
(注)上記、記述は弊社独自のデータおよび用語・感想です。
水掛天日干し。たっぷりの水の中で手のひら全体で取り上げ、たっぷりの水分で青のりを姿良く垂れ下げます。
(青のりへのダメージを避けるため脱水機・乾燥機は使用しません)
弊社独自の保存方法で収穫時から年末まで変わらぬ味わい・香り・色合いをご賞味いただけます。
一回に取り上げる量を張り巡らされたロープ(4mm程度の延縄用)にバランスよく掛けます。簡単そうで経験・慣れが豊富でなければ落下等で作業の進捗遅れ、出来映えに影響します。
一次手入れ(ある程度、横方向に広げます)
表面が乾燥するにつれ二次手入れ、「だま」ほぐし、と繰り返します。
乾燥するにつれ、軽くなるため、青のりは高く、高く、鯉のぼりの如く春風に泳ぎます。
その日の、湿度、風速、風向で掛ける青のりの一回分の量を調整します。
天気予報、雨雲レーダ等の情報が作業手順に大変影響します。
風の強さで掛ける方向を見極めます。
今日は南風対応。今日は海風対応云々。
(強風による落下防止対策)
また、一回に掛ける量を春掛け(薄く)、夏掛け(厚く)。作業用語
その日の乾燥具合を見極めます。
(注)上記、記述は弊社独自のデータおよび用語・感想です。
弊社は一般的な湯通し・塩蔵製法は致しません。
収穫時と変わらぬ味・香り・歯ごたえをご賞味下さい。
収穫時期から略年末まで、品質を担保する保存技術は弊社独自の保存方法です。
収穫する、わかめの性質の違い・収穫場所・収穫タイミング、保存乾燥湿度・温度、酸化防止対策等を長年に渡りサンプルデータを収集・分析し、現在に至っています。
天然の厳選した、わかめだけを極限まで塩分を抜き、天日で干し上げました。
弊社において、水産課の補助金を活用して、栄養分析を外部へ依頼した結果、従来の製法に比べ塩分相当が約70%減まで減塩が図られました。
干しわかめ・カットわかめ・刻みわかめ、3タイプのカットサイズで料理のバリエイションが楽しめます。
包装から出してそのままトッピング(味噌汁・うどん・そば・鍋物)、また、水に戻し、サラダ・料理のつま、に使えるほどです。
減塩志向・健康管理等、料理の幅が広がります。
(注)上記、記述は弊社独自のデータおよび用語・感想です。
弊社わかめは、採取場所での収穫時の長さは50cm程度が標準です。
新芽で柔らかく・味・香りが自慢です。
また、一本、一本すべて茎割りをし、茎の旨みも合わせていただけます。乾燥具合に連れて、こまめに手を入れ「ふっくら」と仕上げます。
弊社では、より良い品質を確保するため、汽水域と交わる微妙なエリアを採取場所に選定し、茎が健康的な艶、色、形状等を収穫条件にしています。(湯通し・塩蔵保存に拘らな保存方法の確立の条件の一旦です)
減塩わかめのため、乾燥状態は一般的な干しわかめに比べ「カリカリ・ふっくらボリュウム仕上げです」。
(一般的に塩分が多いと乾燥しても、経験から「しんなり」します)
【渋抜き工程】えぐみ除去処理
弊社では完全に干し上がった状態から翌朝にかけて【渋抜き工程】を
行います。
翌朝には、わかめの香りと「甘い香り」がします。
(甘い香りの濃い、わかめは特別に優れた味わいです)
(注)上記、記述は弊社独自のデータおよび用語・感想です。
【ヒジキの大釜炊き風景】
春ヒジキ(めひじき)に拘り、発育状況を観察し、最適採取時期に天候の見込みを予測し作業を始めます。
弊社のヒジキは黒々とした色、味わい、炊きあがりの速さ、柔らかさと歯ごたえをご賞味いただけます。熱調理時間が半減するほどです。
収穫した生ヒジキの異物除去、減塩作業を行い、湯で作業に入ります。
鉄製大釜で1日分を所定の時間炊き上げ、翌朝まで蒸した状態で据え置きます。
翌朝、大釜から適度に取り出し水洗い洗浄します。
ヒジキは釜に鉄製の金属をいれて炊き上げると、鉄分に科学反応して黒々とした色に仕上がります。
過去には、鉄釘、鉄鎖等をいれたこともあります。
弊社では鉄製大釜を調達し、衛生的で高品質な製品に仕上げています。
炊きはじめは鮮やか緑➡濃い茶へ変化
(注)上記、記述は弊社独自のデータおよび用語・感想です。
【炊きあがり具合の判断】
炊きはじめは吹きこぼれるほどの火力で、所定の時間で火力を落とし、ヒジキは「しんなり」とします。
大釜に蓋をし翌朝まで蒸しあげます。
翌朝、ヒジキは黒々とした色に変化。
さあ、干し作業!
【初夏のヒジキ干し風景】
初夏の晴れ間の早朝からヒジキの天日干し作業を始めます。
干し場の地面は芝生で整備され、地上高約1mで網棚を設置し、埃や塵を避けて風通し良く乾燥させます。
適度に手を入れ、ほぐし、乾燥を促します。
天気の条件によりますが、午後には干し上がります。
【剣崎イカ釣り風景】
日没前から夜半まで、たくさんの漁火が、海上にホタルの群れが舞うが如く
日本海の初夏の風情、絶景です
透き通るような奇麗な魚体
【剣先イカするめ】
加工技術の優れた作業者が製品仕上げ
色白の絶品の仕上がりです
関係者立ち入り禁止の制約を設け、整理整頓、防塵服着用、衛生管理の徹底
地方テレビ局による「萩の青のり漁特集」として放映
【yab山口朝日放送】
【青のり採り風景】
【早春の青のり干し風景】
【許可、免許、資格等】
・商標登録「こまめ小町」 登録第 5624537号
平成25年10月25日
・食品加工届 山口県環境保健所
・食品衛生責任者 山口県食品衛生協会
・山口県食品表示責任者 山口県知事
・あんしんフード君 公益社団法人日本食品衛生協会
・定期的な軽量検定
・山口県漁業協同組合
・阿武川漁業協同組合
・水路測量士 沿岸 日本水路協会
【海洋調査技師: 海底地形、海底地質、海洋生物に精通】
・エックス線作業主任技術者 神奈川県労働基準局
【非破壊検査: コンタミ(異物)検査に精通】
【作業環境整備 干し場、洗い場等】
埃や塵を避けて、全面、芝生張り
定期的に補修工事、改修工事を実施
【業務概要】
現在、採取・加工・販売(6次産業)で「乾青のり」、「乾わかめ」、「乾ひじき」、「剣先いか・アオリイカするめ」を主力に山口県北浦地域エリアの老舗旅館、道の駅、JA、観光名所、直売所等に販売を展開中。
「萩市・長門市・阿武町・津和野(山口市)」
令和3年から「ふるさと納税返礼品」へ参画、オンライン商談の本格導入実施。
1・平成21年7月 食品製造業の認可に基づき業務開始。
2・平成25年10月 商票登録「こまめ小町」取得 登録 第 5624537号
3・平成29年7月 小規模事業者持続化補助金の採択を受け、作業区画及び干し場整備等を
図り、後継者育成、更なる品質向上を図る。
4・令和2年 コロナウィルスに負けない!コロナウィルス拡散に伴う、売上減少改善施策実施。
①乾ひじきを商品として新規追加。
②山口県萩産天然海藻セットのセット販売開始。(好みに選択できる化粧箱入り)
5・令和3年 山口県萩市ふるさと納税の返礼品として採択。インターネットで掲載。
6・令和3年 オンライン商談本格導入。現在、首都圏のバイヤーと商談開始。
(リスタートリスタート補助金活用によりインターネット環境整備)
7・令和3年 するめ加工販売開始。(剣先いか・アオリイカ)
(がんばろう萩! 一次産業事業者チャレンジ支援事業補助金活用により急速冷凍庫配備)
8・令和4年 インターネット販売の充実。 「食べチョク」、「グルッポ・テスタ」
9・令和5年 萩の魚販売促進支援事業の支援を受け梱包材の改善、包材ラベル等の改良、
ワカメの栄養分析(減塩度合いの把握)を実施。販路開拓、ネット販売に活路を見出す。
【品質管理・保障等】
1・こまめ小町では各工程で(収穫・加工・原材料保存・出荷パッケージング)厳しくチェックし、
より安全で信頼できる品質管理体制を徹底しています。
2・通年販売に向けた品質担保技術の限りない改善。
(青のり)
・阿武川汽水域、天然青のりの収穫時期の見極め、良質原材料へのこだわり。
・青のりの風味、味わい、色合いを損なわない水掛け・天日干し仕上げ。(脱水機・乾燥
機等は一切使用致しません)
・原材料は弊社独自の保存方法により、通年通して長期間の高品質を確保しています。
・弊社独自の保存方法で味わい・香り・色合いが周年にわたり変わらぬ品質で、ご賞味頂
けます。
(わかめ)
・栄養分豊かな阿武川水系と交わる沿岸の良質天然わかめへのこだわり。
・天然わかめの味・風味、味わい、色合い、歯ごたえをそのままにご賞味頂けます。
(湯通し・塩蔵は致しておりません)
・地物新芽一本毎に茎半割して茎の味わいも含め、渋抜き工程(あく抜き)を経て風味豊 か仕上げです。
・弊社独自の保存方法で味わい・風味・歯ごたえが収穫時期から年末まで、変わらぬ品質
でご賞味いただけます。
・健康志向から極力、減塩処理致しています。包装袋か出して、塩抜きなしでそのままお料 理に使える程度です。
・ 一般的な乾わかめに比べ(インターネットデータで比較)、塩分相当約70%減。
水産課の支援事業を活用し、弊社独自で栄養分析依頼実施。
・わかめ・カットわかめ・刻みわかめ。調理方法にバリエーションを持たせた3タイプ。
(ひじき)
・地物春ひじきを大型鉄製釜で炊き上げます。味・風味・柔らか仕上げ・色合いが好評を
頂いています。
・熱調理時間が半減するほど、手早く調理。
(剣先イカ・アオリイカするめ)
・一本釣りで釣りあげたイカを、生き締め・急速冷凍し、乾燥に適した時期
に合わせて「するめ加工」します。
・熟練した技術の指導のもと仕上げた「するめ」の品質は高評価を頂いていま
す。